幽霊議員オブゼダートは正に幽霊?
予約価格でオレリアの憤怒と同じくらい値段の高いカード『幽霊議員オブゼダート』について雑感。

幽霊議員オブゼダートは現段階では評価が難しいカードです。その要因の1番が「オルゾフの魔除け」がまだ発売されていない事にあります。ただ、公式の記事、
http://mtg-jp.com/reading/translated/rc/004185/
に書いてあるデッキリストから推測するに、コントロールには入らず、クロックを刻む向けである事と数並べたら強く働く事が分かります。つまり、ライフリンクか接死、またはクリーチャーの数だけルーズライフ系か、軽く除去性能があるか、大胆に考えるなら賛美を持つ位の性能であろうという事が考えられますね。この位のカードだと考慮したとしても、果たして『幽霊議員オブゼダート』は環境にあっているのでしょうか?

それでは、色別に5マナ域のクリーチャーを見ていきましょう。

赤系、ヘルカイト、徴収兵
緑系、ウルフィーの銀心、除去耐性考慮してスラーグ牙
黒系、4マナならデーモン
白系、4マナなら賛美天使
青系、4マナなら地下牢
以上の様にフィニッシャー級の生物は揃っているように思います。多色なら、4マナに狩り達なども居ますね。

では、デッキ別のフィニッシャーを見ましょう。

伝説である事と数枚挿しで回る事を考慮してドレッジ系をまず見てみましょう。

スラーグ牙(ドラン、4C、etc...)
徴収兵(4C、人間リアニ、etc...)

ドレッジには、ドランや4Cなどありますね。そもそも緑色が加えられているのが多いですね。それなら牙連打した方がよっぽど相手は苦しみますし、終末という天敵にもトークンを残せます。人間リアニにはそもそも幽体である彼は歓迎されませんよね?
そして、コントロール系を見てみましょう。上記の理由から緑が絡んであるデッキは苦手な様なのでエスパーコントロールを。

5マナ域(?)

確かに5マナ域にこれといった生物はいません。ですが、積むなら現実的に考えて2〜3枚。そして、これが1番致命的だと思いますが、自分の撃った終末で戻ってしまう。しかも、タミヨウというエスパーで運用しやすいPWも居る。どうやらここにも幽体の議席はないようですね...。

こうなったら彼が率先して環境に喧嘩を挑むしかない!そう、名を冠してオルゾフが台頭するのだ!!これが言わゆる「「オルゾフ中速デッキ」」

最後に、このデッキを考察して終わりにしましょう。

9 《沼》
3 《平地》
4 《神無き祭殿》
4 《孤立した礼拝堂》
3 〈オルゾフのギルド門〉
2 《魂の洞窟》

4 《ゲラルフの伝書使》
1 《セラの報復者》
4 《貪欲なるネズミ》
4 《修復の天使》
4 〈幽霊議員オブゼダート〉

4 《強迫》
2 《悲劇的な過ち》
4 〈オルゾフの魔除け〉
4 《未練ある魂》
1 《忘却の輪》
2 《ヴェールのリリアナ》
2 《イニストラードの君主、ソリン》

冒頭で話した魔除けの性能を仮定しての想定は、クロック刻みながら相手の手札を減らしてボード作って勝つ、ですね。
確かに、ネズミからのリリアナは相手にしたら嫌でしょう。しかし、突破力や除去が薄いのでクロックを刻めるデッキとは思えない。そして、コントロールには終末やリングが決まりまくる。緑系にはマナ伸ばされて牙や守られてガラク、赤系にはオレリアの憤怒などやられまくり。中速にしてはデッキパワーが弱いと言っていいでしょう。ですが、黒黒白白無色を5マナで出すにはこのデッキじゃないと安定しないのが現実です。以上の事を踏まえて僕は、

幽霊議員オブゼダートは幽霊カードになる。

と言い切りましょう。まー逆にいえばブロック構築ではかなり使われるでしょうがw



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